フリーランスとして独立したいと思っているのであれば、ベンチャー企業で働くことは貴重な経験となります。
その理由としては、まずいろいろなビジネスモデルに触れることができるという点が大きいです。ベンチャー企業は製品やサービス自体は既存のものと大きな違いがないとしても、収益を出すビジネスモデルを独自のものとしているケースが多いです。いろいろな新しいアイディアによるビジネスモデルを見ることで、柔軟な発想をすることの重要性や、どんな切り口でビジネスを見ていったら良いのかを学ぶ機会となります。
また、人脈を広げやすいのもベンチャー企業で働くべき理由です。独立して働いていくには個人の能力やアイディアだけでは難しいです。顧客や仕事を紹介してもらうにしても人脈があるとスムーズに行きます。大手企業では限られた範囲でしか人間関係を作れないものです。しかし、それぞれの社員が広範囲の仕事をして裁量権も大きいベンチャー企業では、人脈を広げやすい環境が整っています。ここで培った人間関係を生かして、その後の独立に役立てられるわけです。
独立についての現実を観察できるのもメリットです。急速な成長を遂げているベンチャー企業でも、その裏では社長が資金調達に苦労したり、数々の失敗を繰り返して新しいサービスを打ち出したりしているものです。こうした現実は内部にいないと見えません。そのため、一度ベンチャー企業に就職して、どんな点で苦労するのかを知っておくことで、気持ちとしても実際的な対策という意味でもあらかじめ備えておけるのです。
こうしたメリットがあるため、これから独立を考えている人にはベンチャー企業で働くことをおすすめします。興味が湧いてきた人はベンチャー企業での仕事についてもっとよく調べてみましょう。